2020-05-05

一定年齢以上の隔離と行動制限


今日の記者会見で シンゾーくんは 「収束、収束」と叫んでいたはず、でも「終息、終息」に聞こえてしまった。


当初から有効なワクチン、集団免疫、もしくは無害ウイルスへの突然変異を除いては撲滅は無理で、医療崩壊を防ぐために感染曲線を平らにするのが目的であった

もう一度立ち戻り、冷静になって「収束と終息」を区別したい


SNSで #自粛反対 のハッシュタグが目立ち始めている


医療崩壊の回避が見えた段階で、一定年齢以上、及びハイリスク個人の隔離と行動制限を対策の中心にしないと社会が耐え切れない


PCR 検査の問題

PCR検査についてのテレビ報道を見ると、臨床検査技師が延々とラベルもバーコードもないウエルプレートに手動で検体を取り分けている。国民義勇隊の竹槍を思い浮かべた。


1)間違える
2)トレーサビリティーが皆無
3)遅い
4)感染の危険性がある


検査技師は検査の的確さには、「臨床知識が大事」と主張。 単純、正確に行う、ピペットワークと臨床知識は関係ないだろう。手作業だけではなく、全体のワークフロー設計、品質管理がもっと大事だと考えるべき。保守的な「専門家」の排除が必要かもしれない。



3Dプリンタに毛が生えたようなハードで検査の所要時間が激減、スループットは何十倍にもなるだろう。その時の最適化、品質管理はとても大切だけどね。オープンソース、8ロボット、10万USドルで一日2,500もCOVID-19 検査。

https://blog.opentrons.com/testing-for-covid-19-with-opentrons/


映像は、ロボットピペッターの例 
https://vimeo.com/321420718

2020-04-25

病型の差?

今日の「妄想」


同じ病原体のペストが、腺ペスト、敗血症型ペスト、肺ペストと感染の仕方によって病型が分類されるように、COVID-19も、感染経路によって病型、病状が大きく異なるのでは?

つまり、病型を仮定すると:


  1. COVID-19肺炎
  2. COVID-19上気道炎
  3. COVID-19腸炎
  4. COVID-19結膜炎
などなど


三密に代表され、目立つのが、1)の肺炎。激しい換気(カラオケ、合唱、運動など)で肺の奥までウイルスを吸い込むか、長時間のウイルスエアロゾル暴露によって感染。

NYCでは、21%が抗体を保持していたとのこと、約8割の軽症例として多くの人が1)の肺炎以外で既に感染している。1)の肺炎と上気道炎に大きな差があるように思う。(ここが妄想)


もちろん肺においての重症化にはサイトカインストームが関係し、細胞内免疫、IL-4、BCG? などがファクターになるのだろう。


喘息などに使う吸入剤(インへラー)投与の常識として深く、大きく息を吸う、また薬物動態の研究でも粒子サイズの小さいものがよく肺胞まで届くようだ。しかし粒子サイズで排出率はあまり変わらない。 つまり呼吸の仕方、また粒子サイズで、粒子が上気道に付着するか肺の奥の肺胞まで届くかが違ってくる。



よって、SARS-CoV-2ウイルスの肺胞においての暴露量は、エアロゾル化(微細化)と呼吸方が関係すると想像される。


飛沫等の心配だけでなく、エアロゾル化を想定して、三密を避け、激しい呼吸、大きな声、歌うことを避けることが必要であると再確認。

COVID-19は人類から歌と卓球を奪ったのかもしれない 

https://www.jacionline.org/article/S0091-6749(17)30005-2/pdf


2020-04-20

早期、自主検査の必要性

ウイルス量は感染一週目が一番多い、また喉奥から患者自身が採取したサンプルも十分使える。


つまり、医療従事者が感染リスクがある検査を病院することなく、発症直後に患者自身が喉からのサンプルを密封容器に採取して提出することが合理的。PPEの利用も少なくなる。


現在の「医療崩壊?」は軽症者のミスマネージメントだ。重症者は少ない。感染自覚は、医療崩壊に繋がらない。拘束力のないお願いで、これだけ真面目に動いている国民を見て確信する。「専門家」や政治家が国民を信じていないだけだろう。

 

積極的な早期検査は、社会(個人)不安を減らし、感染認識は、患者の感染拡大防止意識を高める。


賢い国民は、政府や専門委員の傲慢さを認識し始めている。積極的な生データ開示、説明、そしてオープンなディスカッションが望まれる


https://www.thelancet.com/journals/laninf/article/PIIS1473-3099(20)30235-8/fulltext

ナイアシン?

咳が出始めてからナイアシン(ニコチン酸)を勧めてる、動物実験の結果だから、まあ参考程度に
https://www.tandfonline.com/d…/abs/10.3109/01902149409064387


中華ウイルス用のワクチンの難しさ、また重症者への対IL-6療法とhyaluronidase投与の可能性を示唆 

計画的感染?

新型コロナウイルスご本尊に感染して 三割の人に抗体ができないということは、 ウイルスのパチモンであるのワクチンを接種しても多くの人にに抗体ができない。 つまりワクチンはあまり期待できない?

だとすると、医療崩壊を避けるため人口を徐々に意図的?に感染させて集団免疫を作るしか解決法がない? Cell mediated immunity -細胞性免疫が大事だという話も。


「専門家」によると、何もしない場合の重症者は 85万人?。 重症者各人、1ヵ月入院するとして 1年で解決するには約8万床必要ということか? もちろん死亡者も40万人。


アメリカなどは 社会復興のために ある程度の人的犠牲を容認していくだろう。その反面、「一人の命が地球より重い」日本はロックダウンを続けるのだろうか? ロックダウンを続けても感染爆発あり得る。その時は医療崩壊から計画感染の何十倍犠牲が出る。 どうするのかなぁ?


3割抗体できず
https://headlines.yahoo.co.jp/article…

85万人?
https://news.tv-asahi.co.jp/news_so…/articles/000181841.html

2020-04-12

グラニュラリティー (Granularity)

グラニュラリティー (Granularity) 、妥当な粒度と防火帯(Firebreak)の話


離島での防疫話で思い出したのが、ダイアモンドプリンセス。2月5日に以下のように書いた:

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論理的対応は3,700人を「複数のグループ」に分けて潜伏期間中、隔離すること
https://www.facebook.com/yoshi.mizuno/posts/10158126371414310
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隔離も大事だが、ワクチンができるまで、感染カーブを平らにすることが必要なのは猿でも理解している。


みんな防疫、防疫と外から集団を守ることを考えるが、感染させないのではなく、感染した時「ゆっくり」と感染を進ませることが必要。グラニュラリティーというか集団内を細分割させて、感染時期を分散させる。もちろんワクチンが普及するまで集団の無菌状態を保てるかもしれないが、できないと考えるのが妥当なリスク管理。その時、集団内で爆発的感染が起きないよう、集団自体にグラニュラリティーつまり、集団内での隔離が必要。


具体的には、離島であれば、外から入らなければ大丈夫と考えず、各家庭レベルでの防疫を大事にして消毒、予防に努めることだ。


山火事の時、防火帯とを作る。江戸時代の火消しは無傷の家を壊して破壊消火を行った。その知恵を思い浮かべ、コミュニティー内の Granularity とFirebreakに注目すべきだ。


Photo from https://www.tn.gov/…/l…/services/firebreak-installation.html